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岡田彰布コラム

交流戦がもたらす明と暗。セは、広島が完全に軌道に乗ったな。それにしてもソフトバンクは強かったし大谷翔平はすごかったわ。もう脱帽や!

 

交流戦はオレの予想どおり。ホークスは展開不問の対応力がある


 最初に、このことを書かないとダメでしょう。「あらためて、おめでとうございます!」。何のこと?ベースボール・マガジン社が70周年の節目を迎えたのであります。6月17日、東京のホテルで開かれたパーティーにオレも出席させてもらった。そら、すごい人やったわ。王貞治さん、張本勲さん、中西太さん……とか、球界の大先輩たちが祝福に訪れ、そら、すごい熱気と華やかさやった。

 オレも挨拶させてもらったけど、球界だけやなく、角界、プロレス界、アマ球界など、多種にわたるスポーツ界からの出席もあり、さすがベースボール・マガジン社の功績を感じずにはおれませんでした。

 週刊ベースボールです。(またまた自慢ですが)オレは小さいときから週べをむさぼり読んだものでした。父親はあまり書物を読むな……という教えをオレに説いてきた。それは視力を悪くしないため……ということやったけど、漫画なども読まなかったオレも、週べだけは別。親父もこれだけは許してくれたし、何も言わなかった。とにかく隅から隅まで読んだものよ。有名選手の特集記事から、各球団の小さな情報まで。プロ球界のことは、そのころから何でも知っていたわ。特に開幕前の選手名鑑というのか、個人情報が一気に掲載されたときなど、すべての選手の出身地、出身校など、全部、記憶したもんよ。それで学校に行って、友達に自慢よ。すべては週ベのおかげ。細かい情報、ありがとう……という感じやったな。

 そこからベースボール・マガジン社との付き合いが始まり、高校時代、大学時代にはオレが取材を受ける立場になった。もちろんプロに入ってからも、付き合いは変わらず、さらに今のべーマガの社長とは大学が同じで、1年違い。ホンマ、親しくさせてもらっている。そういう縁で、70周年のパーティーにお招きいただいたのだが、ますますのご発展を願う気持ちが強くなった。あらゆるスポーツの未来に対し、ベーマガがファンへ伝える媒体になっている。これは大きな意味を持つ。オレはホンマ、そう思っているんよな。そらそうよ。ベーマガで育ってきた男としての思いよ。

 そういうことがあった6月。交流戦が終わり、ペナントレースは元の形に戻り、いよいよ勝負の夏に突入した・・・

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岡田彰布のそらそうよ

岡田彰布のそらそうよ

選手・監督してプロ野球で大きな輝きを放った岡田彰布の連載コラム。岡田節がプロ野球界に炸裂。

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