今の山田を見るにつけあのドラフトを思い出す
想像をはるかに超える。その存在、そのプレー、人はこう呼ぶ。超人と……。オレらの時代、超人は確かに存在したわ。例えばタイガースの先輩、
江夏豊さん。オールスターでパ・リーグの強打者相手に9連続三振。こんなん、誰もマネできんやろ。さらに甲子園でひとりマウンドで投げ続け、相手(
中日)をノーヒットノーランで抑え込む。ところが味方打線が打てない。そうこうしているうちに延長に入った。ノーヒットノーランは続いている。そしてフィナーレは想像を超えた。打席に入った江夏さんが自分でケリをつけた。サヨナラホームランよ。投げてはノーヒットノーラン、打ってはサヨナラホームラン。これを超人と呼ばずして、どう呼ぶ。高校生だったオレは、ホンマ、シビれたわ。
こういう超人的な出来事が再び起きた。
日本ハムの
大谷翔平よ。
ソフトバンク戦に先発しただけでなく、打線に組み込まれ、それも一番打者。そしてプレーボール直後の1球目をホームラン!さらに投げては8回を無失点に抑えた。初球ホームランに無失点投球よ。ここに二刀流極めたり……か。劇画的、漫画的と表現されていたけど、まさに超人やな。誰もが驚きを通り越していたと思うわ。
ということで、超人にスポットを当ててみたが、セ・リーグにも超人的な選手がいる。今週はソフトバンクの特集やが、あえてオレはセの超人、
ヤクルトの
山田哲人のことを語ろうと思ったわけ・・・
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