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岡田彰布コラム

工藤監督は追われる身のつらさをいやというほど感じたはずや。栗山監督のベスト采配は9月21日の「八番・投手・大谷翔平」や

 

オレは2人の監督の心情に思いをはせる


 2016年9月28日、プロ球界の新たな伝説が誕生した。リーグ優勝がかかった先発登板で1安打15奪三振の完封勝利や(1対0)。こんなことをやってのける投手は今のプロ球界ではこの男だけではないだろうか。大谷翔平はホンマにすごい若者よ。みんなの期待を一身に浴びて、それを重圧と感じず、エネルギーにして投げ切れるところが、彼のすごさ。誰もが大谷時代の到来を目撃したことになる。

 当然、週ベも大谷特集をやるやろな。一般紙、スポーツ紙も大谷、大谷、オオタニのオンパレード。それだけの値打ちやし、この1年の彼の働きは、ホンマに称賛に値する。となるとオレも大谷のことを書く?いや、あえて監督目線ということで、勝ち切った栗山英樹監督、敗れた工藤公康監督に思いをはせるわけよね。

 圧倒的戦力を誇り、優勝確率は限りなく100%に近いとされたソフトバンクだった。それがよもやの逆転V逸……。日本ハムには最大11.5ゲーム差をつけていたのに逆転された。これって、どこかのチーム、どこかの監督に似ていないか。そう、オレのことやね・・・

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岡田彰布のそらそうよ

岡田彰布のそらそうよ

選手・監督してプロ野球で大きな輝きを放った岡田彰布の連載コラム。岡田節がプロ野球界に炸裂。

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