オレらより前の時代の大台は年俸1000万円やった

　読者の皆さんにこれを読んでいただいているころは、まさにキャンプイン直前といったところだろう。広島の驚異的な進撃、日本ハムの日本一で沸いた昨年……。まだまだ余韻が残っているのに、時の流れは早いものだ。年が改まり、そしてもうすぐ2月1日か。この時点で、昨季はすべて終わり、新たなスタート。優勝も最下位も関係なく、12球団がイチからスタートラインに立つ。連覇を狙うチーム、上昇を期すチーム、体制を一新し、巻き返しを図るチーム……。それぞれのチーム事情を背にして、2017年のスタートを迎えるわけだ。

　オレもキャンプ地に行くよ。デイリースポーツ新聞社の評論のため、阪神を中心に取材に走る予定や。沖縄を中心に、多くのチームをナマで見て、今季の変化を肌で感じたいと思っている。毎年のことだけど、やはり取材する側も身が引き締まるもんよ。もちろん週べでも、各チームのキャンプ情報をこの「そらそうよ」でお伝えしていくので、楽しみにしておいてください。

　その沖縄行きを前に、今週号は「球界マネー事情」の特集が組まれているとか。お金に関するあらゆる情報をお届けするようだが、その中で12球団年俸ランキングが掲載されるとのこと。年俸=チーム力といかないところが野球の面白さなのだが、やはり総合力の目安になるのは間違いない。そういう意味では、このランキングは非常に興味深いし、どこが最高総年俸なのか、と知りたくなるもんだ。

　多分、巨人なんやろな。それに続くのはソフトバンクか。そして阪神が続くというのが大方の予想やと思うわね。果たして1チームの総年俸はいくら？億が常識になっている球界よ。そら、すごい額になっているんやろな。

　○○選手、○億円更改……といった活字が踊る世界になった。億なんて、オレらの時代は・・・