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岡田彰布コラム

現役時代のオレは二塁守備には自信があった。現在、二塁手で球界一の守備力は菊池、総合力では山田やな

 

守備力の菊池[左]と総合力の山田[右]。2人が現在の球界の二塁手たちをけん引していることは間違いない。個人的に二塁手がクローズアップされるのはうれしいもんよ


新人時代に二塁守備も練習。それを教えてくれたのは……


 プロ野球は開幕して約3週間。対戦カードも一巡した。セ・リーグは巨人がいいスタートを決め、それを上回る勢いで広島が飛び出した。力のあるチームがそれを裏付ける戦いぶり。パ・リーグは日本一の日本ハムが大型連敗して波乱となっているが、今後、どう巻き返すか……。ポイントはそこやな。

 というわけでオレは東京ドームで行われていた巨人対広島をテレビ観戦。そこに携帯が鳴った。「広島の菊池(菊池涼介)、スゴいっすよね。1試合5安打。それもホームランがあってですから……。ということで、今週のテーマを決めました。週ベも二塁手特集をしますし、“二塁手”について、これで語ってください」。例の担当者からよ。はいよ、指令に従いますよ。それに二塁手限定の話というから、オレは内心、うれしくなったわ。オレの現役時代のポジションやし、ついに二塁手がクローズアップされる時代になった……と。ホンマうれしいわけなんよ。

 昔からディフェンスで、内野手の華といえば三遊間やったわな。オレが幼いころ、阪神でいえば吉田(吉田義男)-三宅(三宅秀史)の三遊間。巨人なら広岡(広岡達朗)-長嶋(長嶋茂雄)で、このコンビは常に比較されていたよね。ところが二遊間というのは、そうそうクローズアップされなかった。なんか地味なイメージなんかな。中日最強時代の荒木(荒木雅博)-井端(井端弘和)の“アライバコンビ”が注目されたくらいで、二塁手のオレとしては、けっこう寂しい思いでいたわけよ。

 でもネ、やっぱり野球はセンターラインよ。このラインが強固なら、守りはグッと締まるわけで、特に二遊間の守備力は重いわけ。守備範囲や併殺プレーのコンビネーションが、チームの勝敗に直結するわけだし、やはりディフェンスの要といえるのである。

 オレは1984年に外野転向の話もあったけど85年はセカンドに専念。時の監督、吉田さんが判断した。センターラインの強化を断行したわけ。もともとオレは早稲田までは三塁手だったから内野手ではあったけど、プロに入ってからセカンドになった。1年目、二塁手の心得を教えてもらったのが誰か分かる? 意外かもしれないけど・・・

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