力のある投手なら高卒でプロがベスト

　100回の重みか。まさに感動の甲子園やった。高校野球の「原点」は失われていなかった。最後まであきらめず、仲間を信じてひたむきにプレーする。これをあと押しするアルプス。だから笑顔が生まれ、涙がこぼれる。心洗われる大会やったし、そこから新たなスターが誕生した。

　金足農高のエース・吉田(吉田輝星)クンやね。決勝の大阪桐蔭高戦。オレもひょっとしたら……と少しは期待していたけど、相手はホンマ、強かった。力の差。これは事実。だが吉田クンの頑張りはホンマ見事やった。これで評価が下がるなんてことはない。まさに100回大会に出現した「星」やった。

　野球に“たられば”はない。でも許されるなら・・・