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岡田彰布コラム

岡田彰布コラム「昔は、打つショートのイメージはなかったわ。今は、巨人の坂本がその存在。脂の乗り切った時を迎えている」

 

セ・リーグの開幕からの連続出塁記録を更新した巨人の坂本。もちろん守備もうまいが、非凡な打撃センスは素晴らしいわ。日本を代表する打てるショートストップやわ/写真=桜井ひとし


昔の名ショートは守備の人。今は打てるショートが全盛!?


 よかった。ホッとした。ホンマ、見事なゲームやったよ。何のこと?決まってるやん、阪神のことやないの。タイガースがやってくれたわ。5月14日、15日の巨人戦よ。舞台は東京ドームで、開幕から対戦成績は6連敗。どう見ても巨人有利、阪神不利の状況よ。でも阪神はついにキバをむいた。

 1戦目は接戦をモノにした。数少ないチャンスを生かし、あとは投手陣で守り切った。これは勢いがつく勝ちよ。連敗を止め、競り合いを制した。これなら2戦目も……と期待がふくらんだ。そしたら、どうよ。菅野(菅野智之)を相手に打つわ、打つわ。結局、5本塁打を放っての圧勝よ。接戦に勝ち、打ち合いにも勝った。どんな展開になっても対応できるチーム力。ここまでも苦労したけど、着実に力をつけてきている。そんな印象を与えてくれた。この時点でリーグ2位タイ(広島ヤクルト)。ホンマ、エエ感じになってきたんとちがうかな。

 何より、“あの男”を止めたのが大きかった。毎試合必ず出塁し、セ・リーグの開幕からの連続出塁記録を作った巨人・坂本(坂本勇人)。彼に対して、どう攻めるかがポイントやったけど、1戦目に先発の青柳(青柳晃洋)などで、出塁を許さなかった。巨人の得点パターンを分断し、阪神はこれで優位に立った。ここが連勝の大きな決め手になったわけよね。

 でもネ、記録が止まったとはいえ、ここまでの坂本の働きは見事やった。スゴいのは、遊撃手での記録ということ。これはなかなかのことなんよ。“打てるショート”。これを坂本は体現している。

 ショートというポジションは、ホンマ、しんどいことだらけなんです。三塁手の守備は守りの華と評されるが、ショートは間違いなく・・・

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