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岡田彰布コラム

岡田彰布コラム「オリンピックイヤーで開幕が早まり、夏に3週間休みが入るのが勝負の分かれ目。投手力不安のチームも持ち直す?」

 

東京オリンピックの日程がプロ野球界にどういう影響を及ぼすのか、こればかりは始まってみないと分からない。それと代表選手には頑張ってほしいがケガをされると所属球団監督はつらいものよ/写真は2008年北京五輪日本代表=BBM


昔はノンビリ調整。今は早く、今年はさらに早く


 アッという間に200日を切った。ここからが早い。東京オリンピックはホンマ、すぐにやってくる。そりゃ楽しみよ。前回の東京オリンピックは小学1年生やった。あれから56年になるんかな。もう1回、日本でオリンピックが開催される。ワクワクするよね。

 このオリンピックによって、プロ野球にも変化が生じる。そう、日程面で大きく変わることになっている。昨年に比べ、9日早く開幕となり、五輪の期間の夏は、プロ野球は3週間の休みに入ることになっている。これがペナントレースにどう影響するのか……そんなことをキャンプ前に考えている。

 これを読まれているころ、春季キャンプ直前である。さあ、いよいよ……とみんなの気合が入るとき。しかし、例年と比較し、今年はいろいろと考えることが多いキャンプになる。これは間違いない。まず開幕が早まること。これくらいは……と簡単に対応できると思われるだろうが、なかなか難しい部分がある。キャンプのスケジュール全体の見直しが求められるわけで、第1クールからいきなり実戦という形をとるチームがほとんどではないだろうか。

 昔はホンマ、ノンビリしていたもんよ。明らかに体重オーバーでキャンプに入るベテランはたくさんいたし、逆にそれが当たり前でもあった。そこから調整して、1カ月以上かけて開幕に合わせるというのが昔のスタイルやった。でも、今は違う。ポストシーズンの明確さで、自主トレの重要性が問われるようになり、いつの間にか、キャンプの前に仕上げてきている……というのが球界の常識になった。それが・・・

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岡田彰布のそらそうよ

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選手・監督してプロ野球で大きな輝きを放った岡田彰布の連載コラム。岡田節がプロ野球界に炸裂。

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