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岡田彰布コラム

岡田彰布コラム「花巻東高の佐々木君は今後の飛躍に期待したいよね。DeNAは2人の助っ人が離脱。これはホンマに痛い船出よ」

 

まさかオースティン[右]とネフタリ・ソト[左]の2人が同時に開幕アウトなんて、予想もしなかった。三浦監督も頭が痛いやろ[写真=早浪章弘]


オレは高校通算約20本塁打。今は100を超える時代よ


 もう50年も前になる。高校1年生から2年生に移る春……。北陽高(現関大北陽高)は高校野球センバツ大会に出場することが決まっていた。あこがれの甲子園だ。気持ちは高ぶっていた。ところが、まさかの事態が起きた。野球部ではなく、ほかのところでの不祥事が発覚。これによって出場辞退となったのである。

 ガックリきた。その後も出場できず、結局オレの高校時代は、大阪代表として甲子園に出たのは1年の夏だけ。これが初の甲子園であり、最後の甲子園でもあった。

 大阪の明星中から、どの高校に進学するか。何校からか誘いがあった。そこでオレが決めたのは北陽高やった。大阪では私学8強と言われた時代。PL学園高が強く、ほかに近大付高とか、興国高とか強豪校ばかりで、甲子園で優勝するより、大阪で勝ち切るほうが難しいとさえ言われていた。

 北陽高で甲子園に出る、と決めての進学。結局、1回だけに終わったけど、ホンマ、充実した高校生活やった。自分で言うのもなんだが、それなりに全国的に有名な選手やったと思う。でも現在のように、通算〇本塁打という記録は残っていない。当時はそこまで細かなデータがなかったと思う。そこで何年か前、オレはホームランを何本打ったのか、調べてもらったんよ。正確には分からなかったけど、20数本という記録は残っていた。

 少ない? ちょうど木製から金属にバットが変更された時期で、当然、今とは差が出る。さらに練習試合とか、カウントされる試合数も現在とは大きな差がある。だから本数の違いが出てくるけど、高校時代に通算100本を打った選手もいて、やはりバッターも大きな進歩があると思うね。

 もちろん今年のセンバツも・・・

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岡田彰布のそらそうよ

岡田彰布のそらそうよ

選手・監督してプロ野球で大きな輝きを放った岡田彰布の連載コラム。岡田節がプロ野球界に炸裂。

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