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岡田彰布コラム

岡田彰布コラム「往年の西武を知っているから今のチームは小粒な感じがする。さて阪神の大山が最高の状態だ。維持するには守備をいじらないことよ」

 

調子がいい状態のときの大山はこれまで必要のない右打など特長を消す打撃をすることがあったが、今こそシンプルに打つべきやと思うし、守備は一塁で固定すべき[写真=湯浅芳明]


昔話を封印したくても昔の西武は強かった


 昔話はできるだけ封印している。若い世代は嫌いだそうで、昔の話題を持ち出すと「またか……」となるらしい。年は着実に重ねるけど、自分ではまだまだ若いと思っている。だから今を生きる。昔を懐かしむのはまだ先。そう思って過ごしている。

 それなのに、それなのに、週刊ベースボールは昔話を掘り起こそうとするんだから。「あの〜、今週号の特集は西武なんですが、やっぱりあの日本シリーズになりますよね」。担当のS君が振ってきた。

 そうやね。あの日本シリーズといえば1985年。ホンマ、もう37年も前になる。オレも年を取るはずよ。あれから37年も過ぎたんやから。ということで西武ライオンズに関してだけど、当時のチームはホンマに強いという印象しか残っていない。交流戦がない時代、対戦するのはオープン戦、それと日本シリーズといったところだが、阪神はそのシーズン、21年ぶりにリーグ優勝し、パのチャンピオン、西武と激突したわけよ。あのころの西武は戦力が充実していて、投打ともバランスがとれたチームやった。攻撃陣は石毛(石毛宏典)さんを先頭に、大技小技なんでもこいやった。若手とベテランがかみ合って、得点能力は相当やった。辻(辻発彦現西武監督)、秋山(秋山幸二)、伊東(伊東勤)にベテランの大田(大田卓司)さん、片平(片平晋作)さん。それに外国人も強力やった。スティーブ(スティーブ・オンティべロス)という選手も勝負強くてな。

 それと投手陣よ。多種多彩というか、個性的な投手がいっぱいいたわ。東尾(東尾修)さんに松沼の兄やん(松沼博久)弟やん(松沼雅之)、そこに若い渡辺(渡辺久信現西武GM)に工藤(工藤公康)、ベテランの高橋(高橋直樹)さんがいて、左封じの永射(永射保)さん。そうそう郭泰源もいたけど、日本シリーズは故障で出場できなかった。これも西武は痛かったやろな。

 特に渡辺と工藤は・・・

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岡田彰布のそらそうよ

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選手・監督してプロ野球で大きな輝きを放った岡田彰布の連載コラム。岡田節がプロ野球界に炸裂。

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