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岡田彰布のそらそうよ

岡田彰布コラム「打者にもタイトルを獲ってほしい。近本には首位打者に最高出塁率、大山には本塁打王に打点王、オレは可能性は高いと思うよ」

 

オレもキャンプ中に大山の打撃を指導したけど、ずいぶんよくなった。これならホンマにホームラン王も夢じゃないとは思うけどな[写真=梅原沙織]


プロを教えてもらった村田さんに感謝しています


「そらそうよ」400回の節目は、悲しい知らせから始まる。「マサカリ投法」で一時代を築いた村田兆治さんの訃報である。自宅の火災により亡くなられた。

 年齢は2世代ほど上の名投手で、親しく話をすることはなかった。だが村田さんとは「衝撃」という出会いがあった。1980年、オレのプロ1年目やった。このシーズン、いろいろあって出場機会はそれほど多くなかった。しかしオールスターのファン投票で選ばれた。これはうれしかったし、パ・リーグの投手との対戦は楽しみで仕方なかった。

 そこで村田さんの話題になった。先輩からは「すごいフォークボールやぞ」と聞かされた。それでも自信はあった。大学時代、フォークボールを投げる投手はいたし、それをことごとく打ってきた。フォークボールへのアレルギーはなかった。

 そして初めての村田さんとの対戦……。ホンマ、びっくりこいた。「こんなボールがあるんか」と呆然と見送るしかなかった。普通・・・

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選手・監督してプロ野球で大きな輝きを放った岡田彰布の連載コラム。岡田節がプロ野球界に炸裂。

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