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岡田彰布のそらそうよ

岡田彰布コラム「10年間、愛読してもらい感謝です。次回からこのコラムは月1回へ。今年から阪神の監督として全身全霊すべてを懸けて『アレ』を狙うよ」

 

2004年、初監督のときの開幕は3連勝やった。今年の開幕は、昨年の失敗があるから、全身全霊で1勝を狙うよ[写真=BBM]


あれから10年続いた連載 本音を語ってきた自負がある


 2012年のシーズン、オレはオリックスの監督3年目を迎えていた。成績は芳しくなく早々とBクラスが確定。それでも球団には最後まで指揮を執る……としていたが、残念ながら数試合を残し、ユニフォームを脱ぐことになった。

 悲しい気持ちになったけど、これも契約社会の宿命と割り切るしかなかった。さあ、これからどうするか……と考えていたとき、連絡が入った。それがベースボール・マガジン社からだった。「うちの週刊ベースボールでコラムを始めてはいかがですか?」。それまでスポーツ新聞では評論の仕事をしたことがあったが、定期的に週刊誌でコラムを担当するなんて、果たしてオレにできるだろうか。悩んだ末、このお誘いを受けることにした。

 それがスタートとなり、月日が流れ、「そらそうよ」は400回を超えるまでになっていた。10年以上、毎週、自分の野球に対する思い、考え方を素直に記してきたつもりです。時には厳しく書いたこともあったけど、すべて「野球が好き」という原点に従ってのコラムだった、という自負がありました。

 今回、再び阪神の監督にということになりました。週刊ベースボールの誘いを受けたのが55歳のときで、あれから10年、65歳になっての監督カムバックです。いつの間にか12球団で最年長監督になっていますが、年齢は関係なし。肉体も精神も衰えていないと自信を持ってますわ。そんな中、このコラムはどうする? ということになり、さすがに現役の監督が週1回、コラムを掲載するのはどうか……となった。もし続けていれば、球界では異例のことになる。しかし、あくまで監督になったわけだから、グラウンドでの戦いに集中するのは当然のこと。そういうわけで今回のコラムが週1回ペースの終わりになりました。

 思い出すのは、どこよりも早い順位予想・・・

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岡田彰布のそらそうよ

岡田彰布のそらそうよ

選手・監督してプロ野球で大きな輝きを放った岡田彰布の連載コラム。岡田節がプロ野球界に炸裂。

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