
同い年の広島の大エースだった北別府。オレは内角が好きやったから、彼のシュートをよく打っていた記憶があるよ[写真=BBM]
85年日本一のシーズンは広島の隠し球にやられてスタート
5月20日の甲子園。その日は
阪神対
巨人、伝統の一戦やった。オレはテレビの解説の仕事で放送席に座ったが、その横にはダブル解説ということで、あの人が……。そう掛布(
掛布雅之)さんよ。そらもう長い付き合いになるけど、2人で、横並びで解説するって、初めてのこと。それだけに話が弾み、楽しい時間になったわ。
その試合、阪神の圧勝(4対0)。阪神の強さもあるが、巨人の力ない姿が目立った。やっぱり「四番」の離脱の影響は想像を超えていた。まったく迫力のない打線になったし、阿部(
阿部慎之助)監督も頭が痛いだろう。
この状態が長引けば、成績的にも落ちるだろう。オレは巨人を開幕前から上位評価していたが、これだと広島のほうが上に行くかも。そんな気がしてきたな。
その広島が今週のテーマと聞いた。広島が初のリーグ優勝を飾ったのは1975年。あれからもう50年……ということになる。オレはそのときが18歳の年やった。高校生で野球に明け暮れていたし、正直、カープ初優勝の印象は残っていないんよね。
その後、プロに入り、広島と戦っていくのだが、その中で印象に残っているのが・・・
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