今季の最多勝の目安は15勝くらいやないかな

　2025年のペナントレースは残りわずかになった。阪神のリーグ優勝が早々と決まったセ・リーグだが、注目は2、3位争い。DeNAか巨人か。それとも4、5位チームのミラクルがあるのか。そして個人タイトルの行方にも注目よね。

　打撃部門は阪神・佐藤輝明の2冠確定となっているが、今週は投手部門にスポットを当ててみた。特に最多勝争いよ。長いシーズン、そこで最も多く勝ったわけで、やはり先発投手はこのタイトルにこだわりがある。

　昔はこのタイトルにふさわしい数字として「20」というものがあった。シーズン20勝。例えば03年の阪神優勝の時のエース、井川慶は先発でローテーションを守り、試合でも長いイニングを投げて20勝をマークした。まさに優勝の原動力だったけど、いまはこの20というのは遠い数字になったわな。

　先発、中継ぎ、抑えという分業化が確立され、20勝投手の出現がホンマ、難しくなったわ。まあ、これは野球の進め方として、仕方ない現象といえるが・・・