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ロッテ・二木康太「しっかり低めに集める投球を」

 

2試合登板に終わった昨季から爆発的な成長を見せる大型右腕。8月度のファーム月間MVPに選出され、初の一軍へ猛ピールを続けている。
写真=高塩隆



 1年前とはすっかり見違えた体つきが、練習の成果を物語っている。入団時は73キロだった体重は10キロアップ。

「1年目は体力づくりをしっかりやろうと思って取り組んできて、体が大きくなって筋力もついた。去年1年があったから、今年はこうやって投げられていると思います」

 そう充実の表情を見せるのは二木康太。まだ一軍登板は果たしていないものの、ファームでは規定投球回に到達し、リーグ3位の防御率3.21。昨季は救援で2試合の登板に終わったのだから、その成長具合には目を見張るばかりだ。

 特に8月は活躍が際立っていた。4試合の先発でリーグ最多の26回1/3を投げ、2勝1敗、防御率1.71。特に白星を挙げた15日の楽天戦(利府)と29日の日本ハム戦(鎌ケ谷)ではそれぞれ8回1/3と7回を投げ、被安打はわずかに1。文句なしに月間MVPを手にした。

 大きな武器となっているのが制球力だ。今季は84回を投げて四死球18(1試合平均1.93)。余計なランナーを出さず、テンポ良く抑える投球が光る。

「小さいころから『フォアボールは要らないぞ』と指導されていました。自分でも・・・

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