高卒2年目ながらファームではただ一人、全試合に出場。将来の主力へと高い期待を寄せられている。 今季、セ・リーグを圧倒的な強さで制し、独走優勝を決めた
広島。その大きな原動力となったのが、打線では一、二番を、守備では遊撃、二塁を組んだ
田中広輔と
菊池涼介の同級生コンビだ。1989年度生まれの両者はこれからが全盛期で、二遊間はしばらく安泰かもしれない。だが、その高きカベを突き崩そうと、ファームで汗を流しているのが、高卒2年目の
桑原樹だ。
ルーキーイヤーの昨季は二軍戦46試合に出場したが、打率は.179だった。特にアマチュアとの違いを感じたのが低めの直球。高校時代はボールになっていたはずのコースがそのまま伸びてストライクとなり、「これはすごいなと思いましたね」とプロのレベルに感嘆するばかりだった。
初めてのオフにはそれまでは本格的に行っていなかったウエート・トレーニングに励んだ・・・
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