1年目から一軍を経験するも「すべてが物足りない」と監督に言われ二軍落ち。本人も一番痛感していたことだった。現実を知り、悩み、もがき、必死に成長を続けている。 開幕一軍こそ逃すも、7月31日に一軍初出場、8月5日にプロ初安打と順調なプロ野球人生のスタートを切った。と思われたが、
山崎晃大朗の胸中は真逆だった。
「7試合の一軍出場でこれならいけると思えたものがなかったんですよ。今のままだったら何一つ通用しないな、と」
一軍を経験したことで投手のレベルの高さを体感できたこと。出塁し、盗塁を狙うのが自身の進むべきスタイルだと見えたことは確かだった。だが
真中満監督からの「すべてが物足りない」という言葉に納得するしかない自分がいたことも確かだった。守備ではプロ選手の打球が読めず、動き出しに迷いが生じ、打撃でも「大きいのを狙うわけじゃないけど、小さくなりたくない」と力強く振ることを意識するあまり三振が増える悪循環に陥ってしまう。二軍では自分との戦いの日々だった。
ただ、「今年イチの収穫」もあった・・・
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