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輝くファーム一番星

阪神・馬場皐輔 プレートの上で勝負する投手へ

 

毎日、野球のことだけを考えられる生活だからこそ充実している。一歩ずつ課題を克服し、成長していることを実感している。必ず一軍のマウンドで活躍する、という強い意志を持ちながら、腕を振り続ける。

投手/1年目/23歳


 毎日目の前で起こる課題に真摯(しんし)に向き合う。馬場皐輔のプロ1年目はその繰り返しだった。決して後ろは向かない。

「一つひとつ課題をクリアしていっていることを確認できることはうれしいですね」と笑顔で答える。

 大卒のドラフト1位は即戦力と見られてしまう。だが1年目で二軍生活が多い場合、焦りなどが出ても仕方ないと思われるのだが……。「最初から通用するとは思っていませんでした。逆にプロに入ってからどんなすごい打者がいるのか、出会えるのが楽しみでした」と期待を膨らませていたという。

 春季キャンプで一軍に抜てきされ、打者の甘い球を見逃さない打撃に「さすがプロの打者だ」という経験を得た。その中で生き残るには「強い真っすぐ」しかない。そこで投球フォームを見直す。しかもオープン戦の時期にケガをしたことで、投球フォームを作り直すことに専念できる時間ができたのだ。

 体の軸を中心に、上半身と下半身の連動を意識した投球フォームが出来上がった。その成果が6月21日のオリックス戦(甲子園)の初先発につながる。「6回1失点とまあまあの内容だったので、次は二軍で一軍経験打者をしっかり抑えることが課題となりました」。課題を克服し8月12日のDeNA戦(横浜)の先発のマウンドに上がったものの、2回2/3で4失点降板。「(伸びもある)強い真っすぐをホームベース上で勝負しないと勝つことはできないです。それができないと変化球も生きてこないと実感しました」

 現在は、その強い真っすぐを身に付け、いかに少ない球数で長いイニングを投げられるか、に取り組んでいる。「目標を克服している日々が充実しています」。まずは目の前の課題をクリアし、来季は一軍で信頼される投手になることを目指している。

僕のセールスポイント 投球コンビネーション


 本当は150キロ台の真っすぐと言いたいところですが、今の状況ではプロの打者を抑えられないので、変化球を駆使したコンビネーションが僕のセールスポイントです。球種は結構あるので、それを使いながら打者を打ち取るところを皆さんには見てほしいです。強い真っすぐを投げられるようになったら、セールスポイントはそちらにします(笑)。

PROFILE
ばば・こうすけ●1995年5月18日生まれ。宮城県出身。右投右打。180cm90kg。仙台育英高から仙台大を経て18年ドラフト1位で阪神入団。売りは150キロ台の力のある真っすぐと変化球を織り交ぜる投球術。6月21日の交流戦でのオリックス戦(甲子園)で先発し一軍デビュー。二軍では先発ローテとして8年ぶりの優勝にも貢献した。今季一軍での成績は2試合0勝1敗0S0H、8回1/3、防御率5.19。

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