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ファームから羽ばたけ!New Generations

ロッテ・山口航輝 未練を捨てライバルに挑む

 

投手への思いは断ち切り、高校時代からのライバルにはバットで対抗する覚悟を決めた。再び同じ舞台で勝負するときまで、自慢の長打力にさらなる磨きをかけていく。

外野手/1年目/19歳


 2年前、ともに2年生エースとして臨んだ秋田大会決勝で金足農高・吉田輝星(現日本ハム)を倒した明桜高・山口航輝は、白球をバットに持ち替え、1年目から才能の片鱗(りん)を見せている。5月1日のイースタン・楽天戦(横手)は秋田での凱旋試合。2回、引地秀一郎から左翼に本塁打を放った。二軍戦ながら巨人坂本勇人の「令和1号」より早く生まれた「1号」だ。

「少しずつ、プロの球に対応できるようになってきました。今はしっかりとバットを振れている。パワーもめっちゃついた。バットがボールに当たったとき、押し込める力が強くなって、少々詰まってもボールが飛ぶようになりました」

 球団の公式プロフィルでは85キロだが、入寮時には90キロあり、さらにこの半年間で5キロ増え、95キロに成長。高校通算25本塁打の長打力に磨きがかかった。

「その分、足が・・・

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