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ファームから羽ばたけ!New Generations

巨人・堀岡隼人 育成→救世主へ

 

7月26日に支配下登録(育成3年目)されたばかりの右腕だが、この1年で球速が約10キロ増し、今季はイースタンで3セーブをマークするなど急成長を見せる。早くも一軍デビューも飾っているが、苦しい台所事情を救うことができるか。
写真=高塩隆

投手/支配下1年目/21歳


 育成ドラフト7位からの大出世だ。悲願の支配下昇格直後だった堀岡隼人は、8月1日の広島戦(東京ドーム)で“奪三振デビュー”を飾った。6点差に広げられた直後の9回二死から打者1人に対してのわずかな出番だったが、チームとファンに可能性を感じさせた。打席の強打の捕手・會澤翼を150キロの伸びのあるストレートで追い込み、最後はカットボールで空振りを誘った。試合後は「チャンスをもらえてうれしかったです。(デビューの記念球は)バッグに入れたまま横浜への荷物に出しちゃいました」と初々しい笑顔をのぞかせた。遠かった一軍の舞台にようやくたどり着いた喜びを隠せなかった。

 2016年の育成ドラフト7位で青森山田高から入団。当初は最速が140キロほど・・・

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