“将来を嘱望される大型左腕。自慢のパワーピッチングで、目指すは一軍再昇格と先発ローテ入り。ブレークが待たれる、未完の大器の現在地を追った。 写真=榎本郁也 投手/3年目/20歳
高卒3年目を迎えた本格派サウスポー、
北浦竜次がファームで圧倒的な数字を残している。10月4日時点でイースタン・リーグで9試合に登板して4勝0敗、防御率1・19はダントツの成績だ。
150キロを超えるストレートが最大の武器。プロ入り後から愚直に磨き上げてきた直球は、すでに一軍レベルにある。そこに変化球とのコンビネーションをコーディネートできるスキルが身についてきたと言える。1年目はスライダーを封印し、とにかく直球の力強さをアップさせることに重きを置いた。2年目はスライダーやカーブを織り交ぜながら、得意の直球をさらに生かすピッチングを目指したが、コントロールや投球フォームの緩みなどの課題を抱えていた。
その中でルーキーイヤーから一軍デビューを果たし・・・
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