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ファームから飛び出せ! 明日のスター候補生

広島・永井敦士 “ラスト1年”のつもりで「セカンドに打つイメージでいい打球が」

 

一軍に負けじとファームも熱い!将来が楽しみなスター候補を発掘する好評企画の4回目はカープ編。ドラフト4位で入団して4年目、鈴木誠也の高校の後輩にあたる外野手だ。先輩のアドバイスも得て、一軍を目指す。
取材・構成=藤本泰祐 写真=宮原和也

外野手/4年目/21歳


 パワーヒッターとしての素質を見込まれ、入団して4年。ずっと、確実性が課題とされてきた。オフには、高校の先輩でもある鈴木誠也らと自主トレを行い、一流打者の取り組み方を知ったことで、打撃に変化が生まれた。今年こそ、確実性を増し、一軍に挑みたい。

──今季、4月終了時点で打率.243です。調子としてはいかがですか。

永井 今年はウエスタンの開幕の遠征には連れて行ってもらえず、「くそっ」という気持ちで臨んだら、次のカードでいいところでヒットを打てて、そのままいい形で進んできています。昨年よりは、打ち取られるときの内容も良くなってきていると思います。最近ちょっと、調子がいいのでかえって気持ちに余裕が出てきてしまって、見逃しの三振が多くなってきているので、そこはまたもう少し意識を持って、しっかりやっていこうと思っています。

──昨季は、8月に左手の有鈎骨を骨折するアクシデントがありました。

永井 昨年も途中まではけっこう調子が良かったんですが、そこでちょっと足をケガして、1カ月ぐらいかかって戻ってきたところで骨折してしまったので。僕が手術して休んでいる間に、いろいろな選手が一軍に上がっていって、あのときはもう、自分を嫌いになりましたね。左手首は・・・

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