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ファームから飛び出せ! 明日のスター候補生

DeNA・小深田大地 力負けしないスイングを

 

ポスト“宮崎敏郎”を期待されてドラフト4位で入団した高卒ルーキーだ。懐の深い構えから広角に鋭い打球を飛ばし、昨年、首位打者となった佐野恵太の背番号44を譲り受けた。本人も佐野を目指してファームでバットを振る。
取材・構成=滝川和臣 写真=BBM

内野手/1年目/18歳


 左打席でどっしりと構える姿は、18歳とは思えない雰囲気が漂う。ベイスターズの将来の中軸候補として入団したルーキーは、ファームの実戦の中で一歩一歩、階段を上っている。

──ルーキーイヤーの今季はファームでサードを任され、四番に座る試合もありました。ここまでを振り返って。

小深田 緊張することもありましたが、プロの世界にも徐々に慣れてきました。毎日のように試合があるのも初めての経験で大変でしたが、自分は1日1日が勝負なので、1週間があっという間に過ぎていきますね。

──イースタン・リーグで52試合、打率.195、本塁打1(6月27日時点)。この数字をどう自己分析しますか。

小深田 もう少し打てるかなと思っていたので……納得いく数字ではないです。同じ高卒のルーキーにはファームでもっと打っている選手もいますから、まだまだ、これからかなと思います。

──DeNAの雰囲気はどうですか。

小深田 ルーキーで高卒の野手は僕1人なんですが、やりやすい環境をつくっていただいています。同じ内野手の森(森敬斗)さん、田部(田部隼人)さんらがよくコミュニケーションをとってくださいます。

──打撃はうまく対応できていますか。

小深田 最初は真っすぐ、変化球ともにまったく対応できていなかったです。特に自分は・・・

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