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ファームから飛び出せ! 明日のスター候補生

中日・松田亘哲 クレバーな投手を目指して

 

硬式野球を始めたのは大学から。それでも4年後に育成ドラフトで指名された。名古屋大からは初めてのプロ誕生。ルーキーイヤーの昨年は肩痛に泣いたが、2年目の今季は二軍で15試合に登板。支配下登録を目指して投げ続けている。
取材・構成=牧野正 写真=佐藤真一、中島奈津子

投手/2年目/24歳


 旧帝大の名古屋大から初のプロ野球選手が誕生。地元では大きな話題となり、注目を集めたが、1年目は左肩の痛みからマウンドに立つことができなかった。それでも自分の体と向き合う時間を持てたことは勉強になった。黒縁メガネがトレードマークの背番号207は、投げられる喜びを全身で感じながら、2年目のシーズンを戦っている。

──昨年に比べれば、今年はここまで充実しているのではありませんか。

松田 今年は試合に投げられていますから、昨年よりは一歩先に進んでいるのかなとは思います。昨年はまったく投げられませんでしたから。

──左肩痛の原因は何だったのですか。

松田 プロに入って練習量が増えたのですが、それに対して治療やケア、そういう部分において、自分が思っている以上にできていなかったからだと思います。すべて自分の責任です。

──1年目ですし、かなりショックだったのでは?

松田 これまで大きな故障をしたことはなく、これほどボールを投げられない期間もありませんでしたからね。ただ、自分の体と向き合う時間を持てたことは大きかったと思います。自分の状態がどうなると厳しくなるのかなど、リハビリのコーチ、トレーナーの方ともお話をさせていただいて、トレーニングの仕方などを学ぶことができました。それは今でも継続しています。

──今は2年目の課題として、どんなところに気をつけていますか。

松田 打者との勝負の中で投げるということです。自分は・・・

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