今季は育成からの再スタートとなったが、開幕してすぐに支配下への復帰を勝ち取った。自慢の「曲がり球」に加えて新球種を実戦投入することで、ファームでは確かな手応えをつかんでいる。高卒4年目、未来の左腕エースの現在地とは。 取材・構成=杉浦多夢 写真=BBM 投手/4年目/22歳
開幕直後の4月11日に支配下へと復帰。5月29日の日本ハム戦(札幌ドーム)では今季一軍初先発を果たしたが、思うようなピッチングはできず4回途中5失点に終わった。だが、その経験も糧にして、ファームでは先発登板を重ねるたび着実に投球の精度を上げている。 ──今季は育成からのスタートでしたが4月に支配下復帰を勝ち取りました。
横川 昨年、育成契約と言われたときも特別な思いがあったわけではなく、上を目指してしっかりやっていくということに変わりはないと思っていました。実際に支配下に復帰することができてホッとしたところはありましたが、結果を出し続けなければならない立場なので「もっと上にいけるように」というのはいつも思っていることです。
──今季、一軍初先発となった日本ハム戦は4回途中5失点でした。
横川 あらためて自分の力不足を感じた試合でした。ファームに落ちてからは、「あの試合をこれからにつなげていけるように」と思って取り組んできましたし、実際にファームではいい方向に進んでいると思うので、それをしっかり一軍の舞台で発揮できるようにということは強く思っています。
──ここまでどんなテーマを持って取り組んできたのでしょうか。
横川 バッターに嫌がられるピッチャーというか・・・
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