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ファームから熱き魂で挑む! 進撃のHOPEたち

日本ハム・達孝太『趣味は野球』の野球小僧「チームの中心で投げて、15勝以上できて、負けない投手。そんな投手になっていきたい」

 

恵まれた体格に高いポテンシャルを秘めた将来のエース候補は、「すべてにおいて足りていない」という高卒1年目を経て、心身ともに着実に成長を遂げている。生粋の野球小僧は、新球場で先発マウンドに立つ日を目指し、日々の精進と研究を続ける。
取材・構成=杉浦多夢、写真=高原由佳、BBM

日本ハム達孝太[投手/2年目/19歳]


 体づくりに力を入れた高卒1年目を経て、着実にフィジカルはレベルアップを果たし、飛躍の準備が整いつつある。高校時代から自らの投球データをつぶさに観察し、今でも「趣味が野球」と笑顔で語るほど、日々の研究と勉強に割く時間を惜しまない。それでも一軍で先発ローテの座を勝ち取るには、まだまだ足りないものが多いことも自覚している。早くチームの中心に、将来のエースになるために。今日も笑顔で汗を流す。

――高卒2年目の今季、ここまでの手応えはいかがでしょうか。

 昨年から体づくりをメインというか、しっかり体をつくることを目標にやってきました。オフにはかなり追い込むことができましたし、キャンプも含めて体についてはレベルアップしてきたなと思っています。開幕してからマメがつぶれてしまって投げられないときもあったんですけど、自分の中ではここまでけっこう順調かなという感じです。

――フィジカル面での成長の実感はありますか。

 トレーニングでも昨年より重たい重量でやることができている、というのが一番分かりやすいかなと思います。昨年は1月に体重が88kgで、年末には93kgだったので、1年間で5kgくらい増やすことができました。体重が増えると体のバランスや扱い方も変わってくるので、けっこう難しい部分はあったんですけど、今年はその振れ幅というのを少なくしてコントロールできる中でやっていこうと考えていますし、実際に昨年よりはしっかりコントロールできているという感覚はあります。

――投げるスタミナも、さらについてきたそうですね。

 その部分もトレーニングにおいてはメインに考えていました。やっぱり、もっともっと長いイニングを投げていきたいなと思っていたので。投げる筋持久力を意識しながらウエート・トレーニングや体幹トレーニングなどをやってきたので、確実に投げるスタミナもついてきているなという感じです。

――フィジカルがアップしたことでボールの質も変わってきましたか。

 簡単に言えばスピードが上がっている感覚がありますし、アベレージスピードも上がっています。

――昨季は公式戦でのMAXは150キロでした。

 今は全力で投げて150キロではなくて、6、7割くらいの力でそのくらいのボールを投げることができているので、強くなっているのかなと思います。先発投手としてはやっぱり・・・

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