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ファームから熱き魂で挑む! 進撃のHOPEたち

広島・中村貴浩 チャンスから広がる可能性「結構、研究することが好き。いろいろと学ぶことが多いと楽しい」

 

3ケタだった背番号は、入団から半年もたたずに2ケタになった。一軍の舞台も経験し、ここまでは充実感も漂うルーキーイヤー。新たなスタートとともに、次なる目標も定まっている。プロ野球選手として、さまざまな面で“伸び盛り”だ。
取材・構成=菅原梨恵 写真=佐藤真一、球団提供

広島中村貴浩[外野手/1年目/23歳]


 昨秋のドラフトで育成2位指名を受けた中村貴浩は、入団からの約半年を「あっという間だった」と振り返った。背番号「123」は今、「97」に。一軍で11試合に出場し、本拠地・マツダ広島のお立ち台にも上がった。とはいえ、ルーキーイヤーはまだまだ続く。ここまで以上の“何か”が待っているかもしれない。

──入団から半年がたとうとしています。

中村貴 一軍に上がるまでは、うまく行き過ぎているなというところもありました。支配下登録も自分が予想していたよりも、早かったので。

──5月17日に支配下登録。そこからの1カ月間というのは、すぐに一軍も経験したりと、本当にいろいろなことがあって目まぐるしかったことと思います。振り返ってみて、どうですか。

中村貴 一軍はお客さんが多くて楽しかったです。その中で、学ぶことがたくさんあった。一軍を経験させてもらって、一軍で結果を出して、やっとプロ野球選手、というか。活躍しないといけないなというふうには感じました。

──支配下登録から2日後の5月19日の阪神戦(甲子園)、一番・右翼のスタメンで一軍デビュー。そこから11試合に出場しましたが、一軍と二軍でどのような違いを感じましたか。

中村貴 1プレー1プレー、ファンの声援が全然違うなというのがありました。それと同時に、グラウンドの雰囲気とかもまた全然違うなと。

──緊張もあったのでは?

中村貴 いや、バッティングのほうは、そんなに緊張しなかったんです。

──それは最初から?

中村貴 そうですね。打席に入るにあたっては、甲子園の1試合目から緊張はしなかったです。ただ・・・

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