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ファームから熱き魂で挑む! 進撃のHOPEたち

ロッテ・勝又琉偉 アグレッシブな三塁手に「将来はアベレージタイプの打者として上位の打順で起用される選手になりたいです」

 

背番号が3ケタの育成枠で入団した高卒ルーキーながら、イースタン・リーグの公式戦出場がロッテで一番多いのがこの勝又琉偉。たまにプレーでミスをしても積極性を失わず、前を向きながら毎日ひたむきに取り組んでいる。
取材・構成=落合修一 写真=橋田ダワー、田中慎一郎、BBM

ロッテ・勝又琉偉[内野手/1年目/19歳]


 高卒1年目の育成ルーキーが、イースタンの公式戦に連日出場している。56試合の出場(7月6日現在)はチームトップ。打率が高いなど目に見える好成績を残しているわけではないだけに、とにかく実戦経験を積ませようというチームの意図が透けて見えてくる。

──プロ1年目のシーズンもちょうど半分が経過し、折り返しの時期に差し掛かっていますが、現在の調子はどうですか。

勝又 この世界に入ってきて、毎日試合がある生活サイクルにようやく慣れてきたのかなという感じですね。高校時代はそういうことはなかったですから。

──プロは学校の授業もなく、野球だけをやっているわけですからね。

勝又 僕は野球が好きなので、この生活は毎日が楽しいですね。充実感がありますね。

──記録を見ると、イースタン・リーグの出場56試合は、チームのトップ(7月6日現在)です。

勝又 そうなんですか。知りませんでした。無意識のうちに出ていましたね(笑)。そう言われると確かに、自分は試合に出ない日よりも出る日のほうが多いですね。

──守備位置は半分以上が三塁で、次に多いのが遊撃、その次が二塁ですね。

勝又 プロに入って三塁を中心に守るようになって、まだ「自信がある」とは到底言えませんけど、一番多く経験しているので自分では慣れているつもりです。最近は二塁を守る機会が増えてきて、二塁もまた別の難しさがあるのですが、今は少しずつ慣れているという段階ですね。

──高校(富士宮東高)時代は遊撃手だったんですよね。

勝又 そうですね。プロに入ってから・・・

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