無死満塁から無失点とフレッシュオールスターで度胸満点の投球を披露。2回無失点に抑えた19歳は、プロ入り後すぐに投球に対する考えを軌道修正した。現在はリリースが見えにくい投球フォームへと修正中だ。そのためには何を考えて投げるべきかを常に模索している。 取材・構成=椎屋博幸 写真=BBM ※成績は7月27日現在 すべて初球を打たれ3球で無死満塁となってしまった。7月18日のフレッシュオールスターでウエスタン・リーグの先発を任された。しかし、いきなりのピンチもここからが真骨頂。抜群の制球力で無失点に抑えたのだ。マウンドで笑顔を見せるほどの余裕。そこには高卒1年目ながら、勝つために何が必要なのかを、見つけ出し、それを実践できる場があった。 ──今年のフレッシュオールスターではウエスタン・リーグの先発マウンドを任されました。
門別 出場できるということに対してすごくうれしかったんです。そのあとに先発ということを伝えられて、しかも2イニングを任せられるということも聞かされて、さらにうれしいなあ、という気持ちで当日を迎えました。
──緊張はなかったんですか。
門別 当日は緊張していました(笑)。でもマウンドに上がったら、その緊張感はなくなっていました。
──マウンドでは笑顔も見せていましたよね。
門別 はい。常に笑顔でいれば何とかなると思っているので(笑)。一方で、笑顔で平常心を保っている部分もあります。もちろん、いつも笑ってばかりではないです。
──この試合はいきなり無死満塁のピンチを招いてしまいました。真っすぐにこだわった部分もありますか。
門別 先頭の浅野(
浅野翔吾=
巨人)にカーブをライト前にヒットにされました。そこから自分の真っすぐがどれだけ通用するかを試そうと思い、ピッチングの内容を切り替えていきました。ただ、そのときに力んでしまって……あのようなピンチを招いてしまいました。そのあとはしっかりと自分の投球ができたのでよかったです。
──特に無死満塁から見逃し三振に斬って取ったボールなどはよかったですね。
門別 ありがとうございます。あのボールは三振を狙っていったボールなので良かったです。2回に入ったら、さらに落ち着いて投げられました。テーマ的には・・・
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