履正社高からドラフト4位で入団した高卒ルーキー。チーム最年少ながら、それを感じさせない雰囲気を持っている。まだまだ課題は多いが、将来の先発左腕として期待は大きい。真っ向勝負のストレートと気持ちの強さが大きな武器だ。 取材・構成=牧野正 写真=佐藤博之、BBM 不完全燃焼の1年目
開幕こそ故障もあって出遅れたものの、その後は好投を続け、ルーキーながら大きな存在感を発揮している。身長181cmから、最速152キロの真っすぐとキレ味鋭い変化球を投げ込む本格派左腕。「まだまだできる」という強い思いが原動力。近い将来、先発ローテーション入りして一軍本拠地のバンテリンドームで投げているはずだ。 ──シーズンもまもなく終わろうとしていますが、1年目のシーズンをどのように感じていますか。
福田 月日がたつにつれて、試合にも慣れ出して、試合をつくれるようになってきたのかなとは思います。
──自分が思い描いていたようなシーズンでしたか。
福田 春季キャンプの終わりに少し左脇腹を痛めて、そのうちに逆の肩も痛めてしまって……。それで最初のほうはスタートが遅れましたが、その後は順調と言えば順調でした(6月中旬に公式戦初登板)。調子のいいときはグッと行けるほうなんですけど、ダメになると気持ち的に沈んでしまって、そういう浮き沈みが出てしまった時期もあり、そこは自分のダメなところなんですけど。
──高卒1年目にしては、よく投げているほうだと思いますし、しっかりとした成績を残せていると思います。
福田 ただ、自分の中では、今振り返るとですけど、もっとああしたい、こうしたい、というのがあり、ちょっとモヤモヤしていました。
──具体的には、どんな部分ですか。
福田 自分の中では、もっと投げられると思っていましたけど、そこは登板間隔を空けてとか、そこが悔しいところです。それに・・・
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