世界一奪回を託された小久保裕紀監督。手に汗握る日々がまた始まりますが、僕も公認サポートキャプテンとして小久保ジャパンを全力で応援していきます!
いよいよ、3月7日から野球世界一を決める第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が始まりますね!今号の『週刊ベースボール』でも直前特集が組まれていますが、僕も2013年大会に続いて「公認サポートキャプテン」としても侍ジャパンの戦いを全力で追いかけていきますので、全国各地の皆さんもチームに熱いエールを送りましょう!!
さて、すでに大会に向けて代表合宿もスタートしていますが、世界一奪回のカギを握るのはやっぱり投手力になってくるのかなと思います。その中でも一番の重要なポイントになるのは中継ぎ陣。WBCには球数制限があるので、先発は投げられても4回か5回でしょう。それこそ早ければ3回で終わってしまう可能性もある。だからこそ試合中盤からの継投策が勝負の大きな分かれ目になりますし、
牧田和久選手、
宮西尚生選手、
秋吉亮選手あたりは重要なキープレーヤーになるのではと僕は見ています。3人とも変則フォームですし、経験値のある投手ばかりなので。小久保裕紀監督が彼らをどのタイミングで、どのように使っていくのか。そのあたりの選手起用も興味深く見守っていきたいと思います。いや〜ヤバイ、考えただけでもドキドキしてきますね〜!!(笑)。
一方で打線に関しては素晴らしいバッターがそろってはいますが、あまり大量点は取れないだろうなと。これはどの国も同じことですが、この時期は“試合勘”もやっぱりシーズン中とは違うと思いますし、ほとんどが初めて対戦する投手ばかりですから。そう考えると取れても2、3点なのかなと予想しています。
その中で唯一のメジャー・リーガーでもある
青木宣親選手が打線の起爆剤になってくれそうですね。僕の理想とかではなく、小久保監督なら初戦のキューバ戦(3月7日・東京ドーム)はこんなオーダーを組むのではないか……というのを勝手に予想してみました(下記)。いろんな情報を集約すると青木選手は二番あたりで起用するんじゃないかなと。もちろん塁にも出れますし、ランナーがいれば進塁打やつなぎの打撃もできる選手ですから。日米で培ってきた豊富な経験も含めて侍ジャパンを引っ張っていってほしいですね。
最後に話は変わりますが、
中日や
日本ハムなどで活躍された野球解説者の
大島康徳さんが体調を崩されているというニュースが飛び込んできました。すごく心配ですし、頑張ってほしいと思っています。それでも今号から病と闘いながらも連載コラムの
『負くっか魂!!』が始まるということで、少し安心もしています。その力強いタイトルどおり、病気なんかに負けないでください。週べのコラムも欠かさず読みますので、元気な姿をまた見せてくださいね!!
3.7 侍ジャパンWBC初陣vs.キューバ予想オーダー ◇先発
石川歩 ◇第2先発
武田翔太or
千賀滉大 ◇中継ぎ
牧田和久、(宮西尚生)、(秋吉亮)
◇抑え
平野佳寿 一
山田哲人 (指)
二 青木宣親 (中)
三
坂本勇人 (遊)
四
筒香嘉智 (左)
五
中田翔 (一)
六
鈴木誠也 (右)
七
松田宣浩 (三)
八
嶋基宏 (捕)
九
菊池涼介 (二)
PROFILE なかい・まさひろ●1972年8月18日生まれ。神奈川県出身。俳優業だけでなく、司会者としての才能も発揮。「NHK紅白歌合戦」をはじめ、多くのテレビ番組で司会を務めている。プライベートでは大の野球好きでもあり、2013年には「WBC侍ジャパン公認サポーター」を務めた。第4回WBCでも「公認サポートキャプテン」に任命されるなど、豊富な知識とあふれる野球愛でその活躍の場を広げている。