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中居正広のとことん野球好き!!

中居正広コラム第45回 2020年シーズンの大注目男

 

オリックスの新助っ人のジョーンズ。バリバリのメジャー・リーガーがやって来ました


 新型コロナウイルスの影響で試合やイベントの中止、延期が相次いで残念でなりませんね。なかなか本格的な球春は訪れてくれず、僕もすごく悲しいです。でも、抜けられないトンネルはないはず。いまは開幕に向けて多くの方たちが尽力してくれているので、僕らもその日を待ちましょう。

 今回のコラムはどんなテーマにしようか迷ったのですが、僕がいま密かに大注目しているのがオリックスに入団したアダム・ジョーンズなんです!

 メジャーで通算282本塁打という輝かしいキャリアを持つスター選手が日本でプレーしてくれるなんて、こんなにうれしいことはないですよね。やっぱり強いチームにはこれまでも良い助っ人がたくさんいたので、オリックスも強くなるんじゃないかなと思っています。

 というわけで、ジョーンズつながりで、今回は僕が好きだった外国人選手をご紹介しようかなと。僕と同年代ぐらいのファンならきっと懐かしいと思ってくれるはずですし、一方で若い方たちは「誰?」ってキョトンとなりそうですが、しっかりと付いて来てくださいね(笑)。

 まず1人目は1980年代に西武でプレーしていたテリー・ウィットフィールドです。彼はバットを構えたときに左手の人差し指を伸ばしていて、それが小学生だった僕は気になって、気になって……なんで人差し指を伸ばしているの? って不思議に思いながらもマネをしているうちに、大好きになっちゃいました。

 2人目は2014年にDeNAでプレーしていたキューバ出身のユリエスキ・グリエル。彼のプレースタイルは本当にカッコ良かった。決してホームランをバコン、バコン打つタイプではないんですけど、打撃センスがあって、守備も巧くて、なおかつ足も速い! 顔つきもどこか生意気そうな感じが僕的には魅かれるものがありました。結局、グリエルは日本では1年しかプレーしなかったのですが、のちにメジャーでも大活躍。やっぱり本物だったんだな〜と思わせてくれた選手でした。

日本ハムで活躍したソレイタ。規格外のパワーにしびれまくりました


 あとはオールドファンの方にはたまらない日本ハムのトニー・ソレイタも好きでしたね。当時、彼がホームランを打つと友人たちと「おソレイッタ!(恐れ入った)」なんて言ってました(笑)。彼のホームランって放物線を描くというよりも言うなれば弾丸ライナーで、まさにスタンドに一直線に突き刺さる感じだったんですよね。だから「あっ、これはホームランだ」なんて思っているヒマもなくスタンドに入っちゃうんですよ。逆にそれが外国人選手らしくて、毎回のように「やっぱ、ソレイタすげぇな〜!!」って思いながら見ていたのを覚えています。

 もちろん、ほかにもバース、クロマティブーマー、ホーナー、デストラーデなど……印象深い選手を挙げていけばキリがないんですけど、文字数があっという間にいっぱいになってしまったので。外国人選手に関してはまだまだ話したいことがあるので、またコラムで触れてみたいと思います。オリックスのジョーンズがどれだけ打ってくれるかも楽しみですしね。それだけに……いまは2020年のプロ野球がどうか無事に開幕してくれますように!
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