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中居正広のとことん野球好き!!

中居正広コラム第46回 「あずき色」の思い出

 

一番最初に楽天のユニフォームを見たときは衝撃を受けました(写真は田尾監督と岩隈)


 週刊ベースボールの読者の皆さん、こんにちは! 中居正広です。これからも月イチコラム「とことん野球好き!!」を変わらずに、どうぞよろしくお願いします。

 さて、今週号は「ユニフォーム大特集」ということで、思い出深いユニフォームを眺めているだけで楽しいですし、懐かしいですよね。皆さんはどのチームのユニフォームがお気に入りですか? 僕がいまの12球団のユニフォームの中で抜群に一番カッコいいなあ〜と思うのは日本ハムです。特にビジター用は今までのプロ野球ではほとんど使われてこなかったゴールドをすごくバランス良く使ったデザインだなって思っています。もちろんホーム用も北海道らしく、ホワイトとスカイブルー、さらにゴールドとブラックのラインが絶妙ですよね。

写真は僕が12球団で一番カッコいいなと思う日本ハムです(写真はビジター用)


 ほかには最初の印象と変わってきたなと思うのは楽天かな。一番最初に見た感想は「えっ、あずき色!?(実際はクリムゾンレッドと呼ばれているみたいですが)」ってビックリしましたけど、だんだんとなじんできて最近はカッコいいなって思うようになってきました。

 実は個人的に「あずき色」には思い出があるんです。僕が通っていた中学校では学年ごとにジャージの色が違ったんですね。たしか……紺と緑があって、僕は「選べるなら紺がいいな」って思っていたんですが、僕たちの代から学校では初のあずき色になったんですよ。最初見たときは「マジかよ、絶対イヤだよ〜」って思いましたよね(笑)。でも人間って不思議なもので何度も着ていくうちに、意外と「あれ!?これはこれでちょっとありかも」って思えてくるんですよね。だから、あずき色っていまも僕の中ですごく思い出深い色なんですよね。

 あらためてユニフォームの変遷をこうして振り返ると、どの球団もデザインや色が随分と変わりましたよね。特に横浜(現DeNA)の変わりぶりはすごい。昔の大洋ホエールズ時代なんかは濃い緑にオレンジとか、正直子どものころはちょっと好きになれなかった(笑)。でもチームがベイスターズになって、さわやかなブルーに様変わり。今ではDeNAも好きなユニフォームの1つです。

 巨人は一貫して伝統を重んじたデザインが継承されていますが、歴代の中で一番好きなのは昔のちょっと黄ばんだ白っていうのかな? クリーム色のユニフォームが印象深いですね。それもストッキングを見せるスタイルで、パンツがちょっとふくらむ感じの。最近はちょっと全体の色のバランスも含めてどうかなと思うのが、何かのキャンペーンのときとかに着るモデルです。上がオレンジで、下が白っていうときがありますよね。打つときはいつもの黒のヘルメットなのに、守備のときのキャップがオレンジになるんですよ。だからベンチにいる監督やコーチもみんなオレンジのキャップ。あのオレンジのキャップが似合う大人ってなかなかいないよっていつも思いながら見ています(笑)。

 なぁ〜んてことをファン同士であれこれ語り合うのってやっぱり楽しいですよね。だからこそ……まだまだ課題は山積みですけど、プロ野球が再び見られる日が待ち遠しい!
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