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西武・秋山翔吾のコラム

今週のテーマ=同級生・88年世代

 


当連載を務める秋山翔吾選手への質問を募集します。上記のリンクからお寄せください

柳田はスケールが違う


 僕は1988年生まれですが、この世代はプロ野球界では坂本勇人澤村拓一(巨人)や柳田悠岐(ソフトバンク)など球界を代表する選手が数多くいます。さらに、メジャー・リーグで先発ローテーションを守っている田中将大(ヤンキース)、前田健太(ドジャース)も。彼らはライバルというか、刺激を与えてもらう存在でしょうか。

 例えば昨年、首位打者を争った柳田。僕にとってライバルという前提でよく取材もされましたが、彼は本塁打、盗塁を積み重ねてトリプルスリーを狙いながら高打率をキープしていましたから。確かにシーズン終盤、ヒットを何本打ったか気になりましたけど。ただ、セ・リーグで首位打者に輝いたヤクルトの川端(慎吾)さんのような、僕と同タイプの選手と争っていたらライバル視していたかもしれません。柳田はやっぱり僕とはスケールが違うと思います。

 坂本とも非常に仲良くしてもらっています。彼は高卒でプロに入って、2年目からレギュラーとして名を轟かせていましたからすごい。僕が八戸大(現・八戸学院大)で野球をやっているころから。東北だし、練習に打ち込んでいて、なかなかプロ野球の情報を頭に入れる時間がない状況だったんですけど、それでもその活躍ぶりは耳に入ってきた。しかも、ジャイアンツのレギュラーですから。プロ野球界で、最も注目されるチームで試合に出続ける重圧の大きさは僕には計り知れません。

 マー君(田中)、マエケン(前田)も含めての3人は高校から名が知られていましたし、同級生というよりはプロのトップという感覚で見ていました。球界を背負っている選手たちですから。2012年オフ、東日本大震災の復興支援の一環として、仙台で88年世代で野球教室をやったんですけど、僕は2年目が終わったばかりで大した実績もない。子どもの反応も分かりやすい。彼らや佑ちゃん(日本ハム斎藤佑樹)などに集まる。東北に縁があったので参加しましたが、もしまたこういう機会があったら、顔を出しても恥ずかしくない成績を残さないといけないと強く思った記憶があります・・・

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秋山翔吾の“Show Must Go On!!”

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