野球を楽しむ場は球場だけじゃない。SNSコンテンツはいまや、各球団が力を入れてさまざまな情報を届ける大事なツール。オリジナル性が光り、そこで見える選手の違った一面が、またファンを虜にする。SNSが選手とファンをつないでいる。 取材・構成=菅原梨恵 写真=ソフトバンク球団提供 ファンの気持ちになって
プロ野球ファンにとっては早くも来春が待ち遠しいオフシーズンに突入した。そんなファンを違った形で楽しませてくれるのが、各球団が運営しているSNSだ。ホークスにはツイッターやYouTube、インスタグラムなどのほか、球団公式動画チャンネル『ホークスTV』がある。いつでもどこでもホークス映像を楽しんでもらいたい。球団の、担当者の思いは熱い。 『ホークスTV』は2021年3月19日に提供を開始しました。このようなサブスクリプション型の動画サービスを始めるきっかけとなったのは、新型コロナウイルス。コロナ禍で20年以降プロ野球も無観客試合や球場に来場されるお客さまも減りましたし、いろいろな制限がかかる中で、ファンとホークスの接点をもっと強くしていきたいと考えたんです。
初年度はできるところからというところで、二軍戦(主催ゲーム)の中継をメーンコンテンツに、オリジナルコンテンツにも力を入れてスタートしました。やはり一軍戦の中継がないというところでは、オリジナルコンテンツを充実させて、どれだけ会員(登録者)を獲得できるかというところが勝負でした。そして、今年からは一軍戦の中継(パ・リーグ主催全試合)も追加。ちなみに、こちらは同じソフトバンクグループの『ベースボールLIVE』アプリを使って視聴する形を取っています。
一軍戦の中継はホークスTVの売りではありますが、これまでのバラエティーコンテンツも引き続き強化しています。昨年はマーケティング・コミュニケーション部という部署の中の映像コンテンツを作る一部門、1パートとしてホークスTVがあったのですが、今年からはオウンドメディア(※企業が自社の製品・サービスを保有するメディア)専門の部隊として独立して、人員も増えて体制も整いました。もっと頑張っていこうと、ますますパワーアップしているんです。
私が所属するコンテンツ推進課がまさにその専門部隊で・・・
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