野球の形を多様化させる。『パーソル パ・リーグTV』でパ6球団の試合をウェブ配信するパシフィックリーグマーケティング。パ・リーグの魅力を届けるべく汗を流す日々だからこそ、新たな挑戦も始まっている。 取材・構成=鶴田成秀 海外からも注目されて
注目度は高まるばかりだ。パ・リーグ6球団の試合を届ける『パーソルパ・リーグTV』は、国外にも目を向ける。一人でも多くの人に熱戦を届けるための仕事だからこそ、新たなマーケットにも着目した。デジタルの強みを生かす、その新たな事業とは──。 仕事内容は大別して2つあります。1つは海外に対しての配信権の交渉窓口。具体的な地域を挙げれば台湾やカナダなどの北米。国外にパ・リーグの試合を届けている、とでも言えばいいでしょうか。台湾には2009年から配信しており、今年から5年契約も結び、すでにパ・リーグの試合を楽しんでいただいていることもあって、台湾には熱烈なファンが多いんですよ。
楽天・
宋家豪選手、
西武・
呉念庭選手、
オリックス・
張奕選手ら、パ・リーグには台湾人選手が多く在籍していることも大きいんです。
そうした背景もあって、海外の方が、日本のプロ野球、そして日本人選手を見る機会が増えてきています。日本に観光に来た際、球場観戦に訪れることが増えているという話も耳にするんです。
今年は肌でも国外の熱量を感じました。その試合が4月10日の
ロッテ対オリックス(ZOZOマリン)。
佐々木朗希投手が完全試合を達成したメモリアルゲームは、海外からの映像に関する問い合わせも多数あり、注目度も増しているのを実感するばかりです。
歴史的な完全試合でしたから、日本中も沸きに沸きました。実は昨年(2021年)12月からメルカリさんとNFT事業で連携し、そんなメモリアルなシーンの動画を切り取った『パ・リーグExciting Moments β』も展開しています。動画は実際の試合のシーンから選定し、商品化するのが私のもう1つの仕事です。
『パ・リーグExciting Moments β』は・・・
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