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デーブ大久保コラム

試合終盤に左打者に左投手を当てる。その理由を話しましょう!

 

 梅雨に入りましたね。ジメジメとして憂鬱になりがちですが、今回も「デーブコラム」は元気よくいきましょう!先週は左腕の松井裕樹(楽天)のことを書きましたが、今週も、「左」をテーマに話を続けますね。試合の中でよく見る光景として、終盤などで、左打者の強打者に対して左のリリーフを投げさせることがありますよね。その理由について説明します。

 まず大きな理由として、左投手と対戦する機会が極めて少ないからです。小学生から野球を始めた場合、対戦する投手は右投げの投手のほうが圧倒的に多くなるはずです。だから、左投手がボールをリリースしてからホームベースまでの、ボールが出てくる角度も見慣れていないために、左打者はどうしても腰が引けてしまうんです。腰が引けるということは、バッティングのときに「かかと」に体重が乗ってしまい、力強いバットスイングができなくなるんです。つまり左打者はボールへの恐怖心が少なからず出てしまうんです。

左の強打者に対して左投手を当てるのは腰を引かせるため、とよく言われますが、正しくはかかと体重にして打たせたいからなんです/写真は西武の中崎


 例えば・・・

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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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