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デーブ大久保コラム

プロスカウトになり、心掛けたこと。それは選手たちの準備段階を見ることでした

 

私がプロスカウトとして移籍させた第1号が藤田太陽でした。その後西武で大活躍してくれましたので、うれしかったですね/写真右は前田康介球団本部長、写真=BBM


 2009年に私は西武のプロスカウト担当になります。前年オフに不祥事が発覚し、打撃コーチからフロントに移りました。このとき、もちろん責任を取り退団する予定でした。しかし、ナベちゃんこと渡辺久信当時西武監督(現SD)の「残れ」という一言で、プロスカウトをすることになりました。このときにオヤジ(故根本陸夫)の行っていたことを実践しようと思いました。

 まず、誰よりも早く球場に行って選手たちの動き出しの前から観察していくことにしたんです。二軍の試合は12時半からの開始がほとんどですが、8時には視察に向かいました。

 そこで同じプロスカウトをしていたのが、青山道雄さんでした。この秋DeNAの二軍コーチから一軍総合コーチになりましたね。当時はロッテのプロスカウトをされていました。球場で会うようになってから、仲良くさせてもらうようになった西武時代の大先輩。現役当時はそう簡単には会話ができない存在でしたが、現場で会う機会が多くなり、飲みに行ったりする間に「みっちー」と呼ばせてもらうようになりました。

 みっちーさんは、私から言わせればすごい戦術を持った人です・・・

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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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