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デーブ大久保 さあ、話しましょう!

デーブ大久保コラム「特に三塁コーチとの意思疎通による走塁は『準備』の有無で勝敗が決まります」

 

6月20日の阪神戦7回の投手・石橋がすごくウマい走塁と素早いスライディングで決勝点を奪いました。これも事前の「準備」があったからこそできた走塁です/写真=BBM


 楽天が、苦しい戦いを強いられていますね。まさか10連敗もするとは─。大エースがいるチームは、5連敗はあっても、大エースでストップできる。しかし今回は岸(岸孝之)が3連敗しているのが痛かったですし、こういうことがあると則本(則本昂大)がいたらなあ、と思ってしまいます。(※則本は7/9に一軍復帰)

 実際に10連敗を喫した翌日の7月9日のオリックス戦(楽天生命)では則本が復帰先発し、6対1でようやく連敗ストップ。さすがの投球でした。則本が完全復活すればこういう大型連敗はないと思いますね。

 なぜ今回、楽天の話を始めたのか……昔の話になりますが、6月20日の阪神戦(甲子園)ですごくいいプレーがあったからです。この試合は、阪神側の木浪(木浪聖也)の走塁を前回のコラムまでピックアップしましたが、今回は楽天側です。場面は、2対2と同点の7回表二死二塁。走者は投手の石橋(石橋良太)。打者の島内(島内宏明)がセンター前へしぶとくヒット。石橋は迷うことなくホームへフットスライディングでホームインし、これが決勝点になりました。

 この走塁は、石橋が若さを出してのいい走りでしたが、それ以上に・・・

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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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