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デーブ大久保コラム

デーブ大久保コラム「サイン伝達?と思われるような疑わしい行為はやめましょう」

 

現役時代はサインを盗まれないように複雑化していました。今は簡単になり過ぎている傾向が。もう少し複雑にしてもいいと思います/写真=BBM


 口ベタな男が、名だたる監督がいる前で話を始めたのだから、相当たまっていたのでしょうね。あの田邊(田邊徳雄=当時西武監督)がねえ、と私は少しビックリでした。楽天の一軍監督として初めて臨んだ2015年の監督会議でのことです。

「そういうことはやめましょう。正々堂々とやりませんか」という発言でした。ある一部の球団で、サイン伝達のようなことが疑われていました。それはクセを盗むのではなく、打者にサインを伝えるという行為です。例えばこんな感じです。投手と捕手のサイン交換が終わったあと、三塁コーチのどちらかの手がパーで不思議な形に開いている。それを二塁走者が見て打者に伝えている、といった具合です。

 私もこの会議で提案しようと思っていたのですが、田邊が先に言いましたので、みんなそう思っているんだと納得しましたし、これで疑わしい行為はなくなるのではないかと思っていました。

 実際にやっていたかどうかは分かりません。でも、疑わしい行動が・・・

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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

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元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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