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デーブ大久保コラム

デーブ大久保コラム「巨人移籍のウィーラーは馴染んでいます。あの性格ならば、みんなから愛されます」

 

本塁打を放った岡本をお辞儀で迎えるウィーラー[右]とパーラ[左]。ウィーラーは日本の文化を受け入れ、選手を尊敬するからこそ、チームメートからも愛されるのです/写真=毛受亮介


 外国人選手の中で、今も携帯番号を知っている中の1人です。巨人に移籍したウィーラーのことです。私が1年間、楽天の監督を務めたときに初来日した選手。このとき獲得にあたり「ヤンキースでもベンチを明るくして人気者だ」という報告がありました。

 一軍の指揮を執る立場としての本音は「性格はどうでもいいから、年間50本打つ選手が欲しい」です。ですから性格のいい選手はそこまで助っ人としては魅力には感じていませんでした。しかも触れ込みは「遊撃手もこなせる」。来日して初めて見たときはすでにお腹も出ており……。とりあえず遊撃の練習をさせましたが、案の定、ノックのとき横に振った打球に対して飛び込むと、ことごとく最初にお腹が地面に着くので打球が捕れない。これはダメだなあ、と思ったのも事実です。

 ただ・・・

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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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