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デーブ大久保コラム

デーブ大久保コラム「メジャー審判には強い自尊心がある。そこを理解してうまく付き合うのがベストです」

 

大谷の1つ目のボークの直後に審判に説明を求めるマドン監督[右]。まずは冷静に審判の自尊心を尊重すべきでした。これがいい勉強になればいですね[写真=Getty Images]


 バッターというのは、打席では常に「絶対に打つ」という強い意識があるものです。私が西武の若手時代に修行で行ったアメリカの教育リーグでの話です。ある打席でハーフスイングもしてない、ピクッと動いただけの場面がありました。それだけでスイングをしたとみなされて「ストライク」コールです。

 当然納得いかない私は、西武から引率で来ていた和田(和田博実)さんに通訳をしてもらって自分の意思を伝えたのです。そうしたら、球審は「お前に打つという意識があるから」という回答をしたんです。いやいや、バッターは打つ気で打席に入っていますから。じゃあ、ボール球を見逃しても打つ気があればストライクなんですか? となります。でもそこまで問い詰めたら、アメリカの審判はかなり怒ります。

 というのも・・・

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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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