岡本のタイミングの取り方のうまさは天性です。4年連続30本塁打超えを達成してますし、その打者が巨人の四番を打っているわけですから、巨人は強いですよ[写真=松村真行]
2019年、神宮球場で
ヤクルトの試合解説を何度かやりました。このとき球団が売り出していたのが村上(
村上宗隆)。いいスイングをする、当たれば大きな打球になるバッター。当時高卒2年目でしたから、三振の数には首脳陣も目をつむっていました(184三振)。
それで、この年は36本塁打を放ちブレークしたのです。このとき私が感じたのは、真っすぐ以外の変化球ばかりをスタンドへ入れているな、と。速い真っすぐには、差し込まれ過ぎていて目も当てられないくらいでした。
ホームラン打者というのは、速い真っすぐにいかに合わせられるか。そのタイミングを自分で持っているかなのです。
西武のサンペイこと
中村剛也もそういうものを持っていました。しかし、当時の村上はからっきしダメでした。「これは時間が掛かるぞ」と思いながら見ていましたが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン