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デーブ大久保 さあ、話しましょう!

デーブ大久保コラム「今季春季キャンプは及第点以上でした。やはり巨人の選手は素直で向上心が高かったです」

 

新加入した松田にしても、好調のままキャンプを終えてくれました。ここまではある意味順調に来ています[写真=桜井ひとし]


 以前、近鉄の大エース・鈴木啓示さんがおっしゃっていたのが「最近の若い選手は『込み』が足りない」。込みとは「投げ込み。走り込み。振り込み」。実際にどうなのか、脳科学的な部分から順天堂大学の小林弘幸教授に話を聞いたとき「込み」は大事な部分があるということでした。

 そこを含めてアーリーワークで振り込みをやらせている、というのが現状です。そして3月5日、ついに春季キャンプが終わりました。打撃コーチから見た、打撃陣の成果としては「及第点以上」という評価をしたいと思います。できることならもう少し振り込みの数を増やしたかったというのはあります。しかし、それでも、全員がしっかりと振れるようになってきました。

 先々週にも話しましたが、ドラフト4位の門脇(門脇誠)が急成長を見せ、さらにキャンプ途中から一軍に上がってきた中山(中山礼都)、岡田(岡田悠希)もすごく頑張りました。上がってきたときの2人の印象は「秋季キャンプのときに比べてもすごくスイングが良く、強くなったなあ」でした。かなり振り込んで体力がついたことが分かりました。

 それと何よりベテラン勢がすごく充実したキャンプを過ごしたと思います。翔(中田翔)や丸(丸佳浩)、チョーさん(長野久義)、マッチ(松田宣浩)もケガなく本当に順調にここまで来ています。ただ一人気がかりなのが・・・

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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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