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巨人・鈴木尚広のコラム

今週のテーマ「高校時代の思い出」

 


当連載の著者、鈴木尚広選手への質問を募集します。上記のリンクからお寄せください

夏は……ですが、1年秋の歴史的1勝がハイライト


 夏の高校野球の季節がやってきました。僕が相馬高校を卒業してからもう、20年になるんですね。卒業後も母校の成績は何かと気になるものです。ただ後輩たち、特に最後の夏を迎える3年生には、悔いの残らないように精いっぱい、楽しんでプレーしてもらいたいと思っています。

 23年前の話になりますが、高校進学にあたっては、相馬以外にもいくつかの候補がありました。野球に力を入れている私学などの強いチームに行き、甲子園を目指すというのも選択肢の1つです。でも、強豪校であればあるほど、部員数も多く、厳しい集団生活もあり、自分の成長を考えたときに、どうしてもプラスには考えられませんでした。自信がなかったこともありますが、であるならば、まずは自分が試合に出られるところ、伸び伸びと野球ができるところで、ということを総合的に判断し、ベストな選択肢が相馬でした。

ショートが定位置だったが、試合終盤にはクローザーとしてマウンドへ/写真左


 相馬の最大の魅力は、学校の正門が実家のすぐ目の前で、通学時間が30秒という交通の便(?)の良さです。3年間毎日、お昼休みには母がお重に入れた温かいお弁当を届けてくれたのも、ありがたかったですね。というのはさておき、近所の学校ですから、小さいころからよく練習の見学にも行っていました。ごく一般的な公立高校ですが・・・

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鈴木尚広『快足の“すゝめ”』

鈴木尚広『快足の“すゝめ”』

普段の様子ももちろんですが、特に僕とは切っても切り離すことができない“走塁”について、考え方(僕の哲学)やテクニック、トレーニング方法などをお伝えしていければと思っています。

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