いよいよ交流戦が始まりました。いまは3連戦ですが、私が現役時代は2連戦。初戦を落とすと連敗の可能性が大きくなりますから、やはり初戦を重視していました。特にセ・リーグのチームにとってきつかったのが移動です。飛行機を使っての移動は、パと違ってセではほとんどありませんからね。
ここ何年かを見ると、セにとっての最初の正念場が交流戦です。大きく負け越し、調子のいいチームが一気に落ちるところも見ています。交流戦は少なくとも五分にと考えているチームも多いかもしれません。
ただ、私はセ・パで力の差があったり、野球そのものが大きく違うわけではないと思っています。確かにパのピッチャーはパワフルで、バッターがどんどん振ってくる傾向はありますが、むしろ気持ちの問題でしょう。移動に対する慣れもそうですし、いまはそれほどではありませんが、交流戦スタート当時は、セのチームのほうが人気もあり、パの選手に“セに負けたくない、目立つところで力を発揮しよう”という気持ちが強かったと思います。
私の現役時代を振り返れば、オープン戦で1回、いや当たってすらいない投手との対戦がある交流戦は正直、嫌でした。もちろん、ビデオで研究はしますが、実際に対戦しないと分からないところが多いからです。特に・・・
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