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立浪和義のコラム

広島はこのまま走るのか

 

 前回は広島が連勝中でしたが、そのなかで他チーム、特に先発投手がそろっている中日には逆転の可能性が十分にあると書かせてもらいました。その後、広島の連勝が止まり、一時中日は2位に順位を上げましたが、ゲーム差は12.5ゲーム(7月13日現在)。だいぶ離されてしまいましたね。ただ、差がついたのはパ相手の交流戦です。この後、球宴による中断があり、体力的にキツい夏場となってくる。まだまだ何があるか分からないと思います。

 もちろん、広島の有利は変わりません。今回は、その強さについて書いてみたいと思います。

 いまの広島を支えているのは、投手陣の力も大きいですが、やはりリーグトップの打率.272、88本塁打、77盗塁を誇る打線でしょう。特に“キクマル”、二番・菊池涼介選手、三番・丸佳浩選手ですね。この2人が他チームにマークされているなかで、しっかり結果を出しています。さらに一番に田中広輔選手が定着したことで、田中、菊池、丸の打線の流れができた。3人は打席だけでなく、塁に出ても相手にはうるさい存在ですからね。昨年はキクマルが大不振で、得点力不足に泣きましたが、今年はこの一、二、三番が強みになっています・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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