今回は、
中日ドラゴンズの
吉見一起投手について書いてみます。2008年から5年連続2ケタ勝利、09年、11年と2度の最多勝と継続して力を発揮し、チームを支えてきた右腕ですが、ここ数年は右ヒジの故障もあって不本意なシーズンが続いていました。現在も6勝7敗(9月29日現在)と、まだ登板のたびに調子のムラがあり、勝ったり負けたりが続いています。ただ、これは故障明けの投手には珍しくないことであり、かつ夏場以降はかなり安定し、全盛期を思わせるピッチングを何度も見せてくれています。吉見投手自身、手応えをつかんだシーズンではないでしょうか。今シーズンは中日にとって非常に残念な結果になってしまいましたが、来季に向け、吉見投手の完全復活は大きなポイントになると思っています。
以前の状態に戻りつつある吉見投手。来季の本格復活に期待したい
吉見投手は抜群の投球術と球界で1、2を争う制球力が武器で、変化球も多彩です。
シュート、スライダーで横の変化、フォークでタテの変化、さらに緩急もありと幅広いピッチングができるタイプです。しかも、すべての球種の制球力が素晴らしいので、打者は非常に狙い球が絞りづらく、術中にはまってしまいます。今シーズンを見ていると、年齢もあって以前の球威はもうありませんが、それをカバーするため、制球力や投球術に関しては、さらに磨いてきたなと感じます。
今季、吉見投手がいいピッチングをしているときの特徴は・・・
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