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立浪和義のコラム

ソフトバンク・和田毅投手の変わらぬスタイル

 

相変わらずの安定感あふれるピッチングで勝ち星を重ねた和田


 今回はアメリカ球界から復帰1年目で15勝を挙げ、パ・リーグの最多勝となったソフトバンク和田毅投手について書いてみます。最終盤は故障で離脱してしまいましたが、5敗と負け数も少なく、チームへの貢献度の高い投手でした。

 現役時代、リーグこそ違いましたが、私も対戦があります。当時のホークスには和田投手、杉内俊哉投手(現巨人)と、本格派とも変則派とも言えない、非常に打ちにくい左腕がエース格で活躍していました。和田投手に関しては、まずあのテークバックの小ささですね。打者からすれば、タイミングがすごく取りづらく、スピードガンの表示以上の速さを感じる投手でした。加えて、これはいい投手の絶対条件でもありますが、ストレートと同じ腕の振りで変化球を投げてくる。速球、キレのいいスライダーをはじめ、すべての球種をウイニングショットにできる、非常に高い技術を持ったピッチャーだと思っていました。

 そしてもうひとつ感じたのが

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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