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立浪和義のコラム

混戦模様のセ・リーグ

 

後ろが不安定な広島


 早いものでセ・リーグは各チーム20試合前後を消化しています。一時独走気味となった広島の勢いが少し陰り、混戦模様になってきましたね。

 広島の強さは、主力野手に脂の乗り切っている田中広輔菊池涼介丸佳浩鈴木誠也がいることです。4人全員が不振ということもそうはないでしょうし、相乗効果もあります。投手陣では黒田博樹の引退、ジョンソンも離脱中ではありますが、岡田明丈九里亜蓮、あとは新人の加藤拓也とイキのいい投手が出てきて、しっかりカバーしています。それでも勝ち切れず、落としてしまうゲームがあるのは、後ろのピッチャーに不安があるからです。結果的に先発投手を引っ張ることにもなりますしね。

 ただ、開幕前も書いたように、今年のセはあまり力の差を感じません。巨人阪神も悪くありませんし、広島の主力にさらなる故障者でも出たら、一気にもつれる可能性もあるでしょうね。広島の力が少しだけ抜けていますが、いずれにせよ昨年のような独走はないと思います。

筒香の“二度引き”


筒香は、まだ昨年の爆発力が戻っていない


 下位では、DeNAが上がりそうで上がってこないですねえ・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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